sephton195のブログ

カナダで子育てしながら、日々感じたものを書き出しているブログです。心の内面の観察、実験、実行記録。

    【私のおばあちゃん】

      【私のおばあちゃん】

金曜日は、学校がお休みだったので今週末は3連休となった。

お天気も本当に良く、出かけるには最高な週末だったと思う。

金曜日から、快のラクロストーナメントのため、義理両親は快を連れて日曜日までいないし、旦那も出張でいなかったので、家では斗真と二人で気ままに週末を過ごした。

昨日は斗真のラクロスゲームが一日の真ん中にあって、他にも色々やろうと思えば出来たのに、暑いからガーデニングはやーめた、とか、うだうだだらだら一日を過ごしてしまった。

そんな時は、なんか、実家のおばあちゃんを思い出してしまったりするんだよね、、、。

うちのおばあちゃんと、うちのお母さん、私の中では対比するくらい、存在が違う。

私、お母さんは尊敬してる。

おばあちゃんは、申し訳ないけど、私にとっては「反面教師」。

一日何をしていたのかもわからないほど、私から見るおばあちゃんは、ただただ時間だけを過ぎ流しているように見えた。

家族のために何をしているわけでもなく、気ままに自分のことしか考えていないように、私の目には写っていたから、、、

おばあちゃんごめんね。

こういうだらだら何もしなかった日は、私はおばあちゃんを思い出す。

あー。ジャッジだなー。
ジャッジは、今日で終わりにしよー。
ジャッジしない。ジャッジしない。

でも、結構今思うと、おばあちゃんのウケる、面白い行動や、名言もある。

私が小さい頃、おばあちゃんと二人で家でお留守番をした事があった。

何だったか忘れたけど、美味しくて小さな粒状の食べ物だったと思うけど、ある日そのおやつを二人で、こたつに並んで座って食べた日のことを思い出す。

レーズンかな。ピーナツだったかな。麦チョコだったかな。何だか忘れたけど、お皿に出して、二人でモクモクとそのおやつを食べ始めた。

最初はゆっくり食べていたけど、美味しいので、私はおばあちゃんに沢山食べられては困ると、食べ物を口に運ぶ手が速まる。

そしたら、合わせておばあちゃんの手も速まる。

気がついたら、二人は無言で競争するように、そのおやつを食べていた。

おばあちゃんが何か言ったけど、おばあちゃんも私と同じように、「いっく(私のニックネーム)にだけ沢山食べられないように、おばあちゃんも合わせて食べてる」みたいなことを言っていた。

今、思い出すと、おばあちゃん、小さな子供相手に必死になってるみたいで、笑ってしまった。本当におかしい。思い出すと笑えてしまう。

他にもこんなことがあった。

私も社会人になり、外で働くようになり、家族全員、おばあちゃん以外は外で働いていた。

ある日、仕事が終わって家に帰ると、台所に朝食を済ませた後の食器の洗い物が、朝と一緒のそのままの状態であった。

もう外も暗く、私は、これから夜ご飯を作る支度をしたいのに、えーーー!!!って、洗い物からですかーーー???って、腹がたった。

おばあちゃんに、「おばあちゃん、みんな働いてるんだから、洗い物くらいしておいてよー」

と言うと、

おばあちゃん「おばあちゃんだって、忙しがったんでがすー。お星様見たりとかー!!!」

(通訳。おばあちゃんも忙しかった。お星様を見たりなど)

その時は、怒っていて、笑えなかったが、のちのち私の中の「おばあちゃん名言集」の一つになっている。

そうだよね。忙しくて星空を見ることを忘れてしまうけど、星空を見る、心感動させる時間って大事だもんね。


しかし、やっぱりうちは家族で住んでいたので、みんなで協力して家のことなどしたい。

でも、おばあちゃんに言うと

「としょりをいずめんでがへん。あんだだづー、ばずあだっかんねー」

(通訳。お年寄りをいじめてはいけないよ。あなたたち、罰があたるわよ。)

当時は、色々腹立たしかったけど、ごめんねー。

今、思い出すと、おばあちゃんって、おばあちゃんなのに、子供みたいで、面白かったなー、って。

あの"不完全"な感じ、"完璧"じゃない感じが良いんだね。

母が嫁いで来た時は、"嫁いびり"も結構してたみたいだけど、最期は、自分の娘は忘れても、"嫁"(私の母)のことは忘れず、最後まで、うちの母に甘えてた。

誰も家族がおばあちゃんのこと相手にしてなくても、うちのお母さんにだけは甘えてたし、ボケて家族誰も分からなくなっても、うちのお母さんのことだけは忘れなかったなー。

お母さんは、お母さんで自分の母親は母が産まれてすぐ亡くなっているから、何かを感じていたのかな。

"Unlock Yourself"
完璧じゃないからこそ、愛おしさに変わるのかな

写真。裏庭にある倉庫。一つだけドアの色が違うけど、それがまた愛嬌なんだ。

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