sephton195のブログ

カナダで子育てしながら、日々感じたものを書き出しているブログです。心の内面の観察、実験、実行記録。

    【子供の優しいお膝】

    【子供の優しいお膝】


この間の日曜日のラクロス三昧の日のことをまた考えていた。



先週から引き続き、ずっと仕事と子供のラクロスの練習、試合、そして週末の子供達のラクロスで、はぁ今日も疲れたーーってまた愚痴気味になっていて、ふと、あぁこの間の日曜日、心温まるいいことあったなぁって、また思い出していた。


車でポートムーディに次男坊のラクロストーナメントで、車を走らせていた時、私は、後部座席に座って、疲れた目を癒そうと目を閉じた。


でもその5人乗りの車は、後部座席のシートが倒れないので、心地よく眠れそうにもなく、隣に座る、次男に、「膝借りてもいい?」ってきいた。


そしたら「いいよ」って。


「お母さんの頭、重くない?」ってちゃんと確認して、次男坊のお膝の上に、私はシートベルトをしたまま、頭を置いた。←本当は交通ルール違反だったりするのかな??


そう。

「子供の優しいお膝」

を、お借りした。


優しい小さな手で、私の髪をなでてくれて、疲れた私の身体と心が癒されて、しばらくは、心がジーンと温まり、深い呼吸と共に、目からじんわり涙が出そうになった。



りょうきさんにアンロックされてからというもの、すぐ心温まることがあると、目からじんわり涙が出てくる。時々は、だだだーっと涙が出てきたりする。そして、色々昔あったことを思い出す。



昔もこんなことあったなぁ、って。


子供会の行事で、夏休みにどこか、海だったかなぁ、それかどこか少し遠出で遊びに行ったんだったかなぁ、忘れてしまったけど、私は子供の頃、よく車酔いをしていたので、移動中の車の中ではよく寝るようにしていた。



その子供会の行事で、移動中の車の中でも、やっぱり私は車酔いをしてしまった。


そしたら、隣の家に住むおばちゃんがたまたま隣に座っていて「育ちゃん、横になるといいよ」とお膝を貸してくれて、私はそのおばちゃんの膝の上に頭を置かせてもらって、横になった。


少し恥ずかしくて、ぎこちなかったけど、その優しさが心にじんわり広がった。


その日は、お母さんは、子供会の行事に参加出来なかったんだろうなぁ、って。
そこから、今度は、小学校の運動会に家族が来れなくて、私一人、クラスメイトのお友達家族と一緒にお昼を食べたことを思い出した。


本当は、自分の家族みんなが私の運動会の応援に来て、一緒にお弁当食べたかったのに、私はお友達の家族と一緒に、ぎこちなく緊張しながら、お昼をいただいたなぁ、って思い出した。


その日はお母さん、仕事だったのかなぁ。
それとも何か大事な予定が入っていたのかなぁ。


本当は、沢山沢山いい思い出があるのに、なんだか、子供の優しいお膝を借りたら、近所のおばちゃんの優しいお膝を思い出して、今度は、寂しかったなぁってところに辿り着いてしまった。


それだけ、お母さん、大好きだったんだなぁ、って。


お母さん、いつも一生懸命働いてたな。
母の働く食堂は、家の道路を挟んで真向かいで、自分で経営してた。
きっと大変なこといっぱいあっただろうなぁ。


私が自分でレストランやるってなったら、大騒ぎで、大変大変!!って、周りのみんなを巻き込んで、家族みんなに家のことは手伝ってねー!!って、私一番大変なのよー!!って大騒ぎしそうだなぁ。


でも、お母さんが愚痴ったところ殆ど聞いたことない。
自分が大変でも、ちゃんと私たちの食事作ってくれて、洗濯もしてくれてた。


いつも優しかったなぁ。

そんなことを考えながら、私は子供の優しいお膝の上で眠りに落ちて行った。


子供に甘えれるって、いいね。


頭なでなでも、またしてもらおう。笑


"Unlock Yourself"
子供のお膝、意外と丈夫です!笑


写真。お庭のお花。摘んできた。甘くて優しい香り、心に沁みる。

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