【ただただ涙が流れてしまった】
【ただただ涙が流れてしまった】
今日は、急遽仕事が休みになったので、家のことをしたり、買い物に行ったり、細々としたことをした。
シニアセンターにも、ボランティアを辞めるっていう話をまだしていなかったので、電話して、私の気持ちや、今まで通っていたお婆ちゃんの様子、そしてボランティアを依頼してきた人との電話での会話などをなるべく細かく説明した。
最終的には、私が通える範囲で、無理のない範囲で継続してやることになった。
お婆ちゃんの呆けが、以前より進行しているので、新しいボランティアの人を送るのはストレスになるから、という理由だった。
私、本当は、子供の頃一緒に住んでいた自分のお婆ちゃん、あんまり好きじゃなかった。
私はお母さんが大好きで、時々母に対してきつい言い方をするように見えたお婆ちゃんがあまり好きじゃなかった。
うちのお婆ちゃんは、"えこひいき"して平等に私達を扱ってくれなかったし。
私は、自分のお婆ちゃんの良いところを見ようともしていなかった。
だから、私、本当はお年寄りの相手って、自分が出来るのかどうかわからなかった。
旦那のお婆ちゃんは、凄く可愛らしくて大好きだった。
とにかく、私は両親から遠く離れて海外に住んでる。
だからなのかな。
やっぱり両親のことが気になる。
お年寄りって、まぁみんなそれぞれ違うんだろうけど、どんな気持ちで、どんなことを考え、どんな世界を生きているのかなぁ、って。
そして、今週から、日本人のお婆さんのエクササイズの送迎やちょっとした話し相手の仕事が始まった。
一昨日、初めての一人きりでの、お婆さんとの時間を過ごす。
パーキンソン病を患っているお婆ちゃん。
私は、介護も医療もなにも免許も資格もない。
少し不安はあるので日本から戻ったらファーストエイドの資格を取ろうと思う。
この間、エクササイズの送迎も終わり、一緒にランチの時間を過ごし、お婆さんの腰が気になったので、腰だけ揉んで帰るね、ってお婆ちゃんと部屋に戻って、腰をさすらせていただいた。
お婆ちゃん、ベッドに横になるのに、凄く時間がかかって、やっとお婆ちゃんが落ち着く姿勢になった時、「はぁ。やっと横になれた」って言った。
私は、その間、ずっと腰をさすらせていただいて、お婆ちゃんが横になれて、ようやく、腰の一部硬く凝っている部分を念入りに触らせていただいた。
気がつくと
なんだかわからないけど
「ただただ涙が流れてしまった」
理由もなく、涙が流れてきて、パッチワークされたお婆ちゃんが好きそうなベッドカバーの上に涙が落ちて、鼻水まで落ちてしまった。
うわぁやっっっべーーー、鼻水ーー!!!って。😱😱😱
慌てて、着ていたグレーのフード付きパーカーの袖で涙と鼻水を拭いた。←あれ。そういや、まだ洗ってないや。きったねーーー😅←これは緊急時対策でちゃんとティッシュペーパー使ったよー!笑
お婆ちゃんは、ベッドにそのまま横になっていて、私は、なんで涙が出るんだろーって思いながら、とにかく手を止めず、腰のあたりをさすった。
お婆ちゃん、12歳の時に両親を二人共亡くしたって言ってた。
自分は長女で、兄弟4人って言ったかな。
両親をなくしてすぐみんなバラバラに住むことになって、兄弟で会うことは出来なかったって言ってた。
うちの上の子、今12歳だけどこんなまだ幼い心と体の時かーって思った。
いろんなこと、お婆ちゃん耐えてここまで来たんだなーって思った。
とっても可愛い素敵なお婆ちゃん。
お婆ちゃんから色んな話、聞きたいなーって思ったな。
ボランティアで訪問していたお婆ちゃんは、母国を離れ、家族と離れ、今一人、カナダで暮らしている。
私も日本の家族と離れているし、いつか自分の両親も年老いて、体が思うように動かなくなる時が来るかも知れない。
なんだかわからないけど、お婆ちゃんと一緒の時間を過ごしたいなーって思ったんだ。
"BE YOU, the world will adjust"
涙は心が何かとリンクした時、流れてくるのかなー。
写真。なんだかわからないけど、こんな空みたいな心の奥の奥の奥にある綺麗なものと心がリンクしたのかなーって。普段は腹黒いからさー。ぐふふ。笑