【変わらない穏やかさ】
【変わらない穏やかさ】
今日下の子を迎えに行くと、下の子とそのお友達が、プレイデイト(遊ぶこと)をしたい、と訴えてきた。あのキラキラした目で、ものを頼まれると、願いを叶えてあげたいって思ってしまう。
一瞬考えて、じゃ昨日行った公園行って遊んでから、うちに来る?って話していたら、お友達のお婆ちゃんが、昨日あなたの家に遊びに行ったから、今日はうちで良いわよ、と言ってくれた。
私、え?でも急なのにー!!って言ったら、良いわよー、って。でも、うちじゃなくて、娘の家ね、って言った。
今日は何か習い事は?って聞くので、7時からラクロスです。っていうと、じゃ5:15くらいに私が家に帰る時に一緒に送るわね、と言ってくれた。
「変わらない穏やかさ」
このお婆ちゃん、メキシコ行く前の日も、色々買い物とか準備あるでしょう?って、下の子を子供達同士のプレイデイトに誘ってくれた。
あのメキシコ行く前の日は、お婆ちゃんも、義理の弟さんが末期の癌で、そのサポートや、他にも家庭内で色々あるので、私がメキシコ旅行に行く準備よりもずっとお婆ちゃんの方が大変なのに、声をかけてくれてビックリした。
あの日は、お婆ちゃんに、プレイデイト誘われた時「凄く助かるけど、でも、あなたの方が大変じゃないですか?大丈夫?」って聞くと、「大丈夫よ。」っていつもの穏やかな表情で、変わらない優しさで言ってくれた。
私、「私から見ると、あなたは、いつも穏やかで、落ち着いていて、変わらない。家族の中で色々な問題があっても、いつも変わらない穏やかさ、ってどうやって維持できるんですか?
だって、貴方の娘さんは、シングルマザーで毎日、貴方は、孫の学校の送り迎え。あなたのお母さんは一人暮らしで、買い物や通院の付き添い。
義理の弟は末期癌で、そのために妹の心のサポートや、肉体的サポート。去年はあなたの旦那さんが、ステージ4の癌(末期癌?)。プラス、貴方の息子とその彼女が家に引っ越してきて、そのサポート。
あまりにも沢山のことが周りで起きているのに、貴方は変わらず、いつも穏やか。
私なら、あまりの出来事にストレスでいっぱいいっぱいになります!!」
って言ったら
「周りの出来事は変えれないから、自分が変わるしかない、って学んだのよ」
っておっしゃった。
「私の子供が3歳の時、もともと持病があった主人が、病院にかかって、本当にどうにも出来ない大変な時期があったの。ストレスと不眠と過労で、もうどうしようもなくて、カウンセリングに通った時があったのよ。」
「その時に"変えれるのは自分だけ"って学んだの。」
「きっと人生で何も問題がなかったら、つまんなくて、また仕事復帰しなきゃいけなくなるわね、私。退屈過ぎて、耐えられない。」
と笑いながら、話されていた。
その義理の弟は、私達がメキシコ旅行に行っている間に亡くなった、っておっしゃっていた。
悲しいことだけど、受け入れるしかないわよね、って、メキシコから帰ってきて最初に会った日に言っていた。
ちなみに、そのお婆ちゃんの旦那さんの癌は、去年の今頃見つかって、春には骨まで転移していたが、夏の間に、癌が全て消え、ミラクルだね!って一緒に喜んでいた。
その後の義理の弟の癌発覚で、おじいちゃんの癌完治を喜んで間もないことだった。
人生って不思議だなぁって思う。
そして、お婆ちゃんの話を聞いて、やっぱり変えれるのは"自分"だけなんだなぁって、改めて思った日だった。
"BE YOU, the world will adjust"
穏やかな人。一緒にいて安心する。
写真。昨日行った公園(バイクパーク)にて。遠くに雪山が見える。夏でも山頂には雪が溶けずにある、変わらない景色が、癒やされるし、安心する。