sephton195のブログ

カナダで子育てしながら、日々感じたものを書き出しているブログです。心の内面の観察、実験、実行記録。

【心の声は優しい声】

【心の声は優しい声】

 

今日バンクーバーに瞑想を習いに行ってきた。

 

初めて行く禅センター。

 

部屋にはだいたい12人くらい居て、みんな椅子に丸く輪になって、お互いの顔が見えるように座っていた。

 

今日は、初めてそのクラスに来た人の為のクラスで、瞑想する前に少し、そのカナディアンの和尚さんから説明があった。

 

説明の後、早速隣の部屋に瞑想をしにいく。

 

木で出来た床に、座布団より二回り大きな真四角の座布団の上に、座布団より今度は、一回り小さめの座布団が置いてあった。

 

さらにその上に厚さ10cmくらいありそうな丸いクッションが、部屋の壁沿いに人数分置いてあり、それらは、黒の綿でできていて優しい肌触りだった。

 

私達は、座禅でも、正座でも、椅子にでも好きなように座って良かった。

 

私は、座禅スタイルで座り。

 

右隣りの人は椅子に。

 

左隣の人は、木で出来た正座用の低い椅子に薄い座布団をしいて、そこに正座して座った。

 

和尚さんの説明の通りに、手の平を上に、4本の指が重なるように合わせ、親指は先端と先端を合わせて、形を作る。

 

背筋を真っ直ぐ整えて、約1メートルくらい先の床を見つめる。

 

私は、半分目を閉じていて、寝ているんだか、起きてるんだか、その狭間にいるような感じで、思考に入ってくるものをそのまま受け入れて、会話しているような感じだった。

 

なんとなく。

 

あぁ〜。問題って思ってることって、少し距離を置いて眺めると、問題っていうより、ただの事実で、それをただ眺めてみてるだけでいいんだなぁ、って。

 

気持ちが、軽くなるんだなぁって、和尚さんが言っていた、湖のような静かな景色のことを思いだし、なんだか心が穏やかになっているのを感じた。

 

瞑想は3回に分けられて行い、瞑想と瞑想の間は、お教みたいなのを音だけにしたような物を読みながら歩いた。

 

ローマ字みたいに英語で書かれた物を見ながら、みんなで、部屋を一歩一歩ゆっくりと歩きながら声に出して読む。

 

瞑想が終わり、今度は座る時に自分で用意しておいた湯呑茶碗に一人ずつお茶が注がれる。

 

全てが、細かくルールどおりに行うようで、お茶が茶碗の中で十分になったら、湯呑を持っていない方の手を軽く上げるように説明があった。

 

お茶が終わり、また最初に来た部屋に戻る。

 

最初みんなが座っていた場所が、部屋に戻ると変わっていて、私は、自分が座っていた場所に鞄とジャケットを置いていたので、また同じ椅子に戻る。

 

和尚さんの隣の隣の椅子だった。

 

和尚さんが、一人一人、この禅センターはどうやって知ったのか。なぜ、瞑想を習おうと思ったか、話して欲しいという。

 

私は、自分の順番が来るまで、しっかりみんなの話が聞けている自分がいることに気づく。

 

いつもだったら、人の話も聞けず、何を話そうか考えるからだ。

 

自分の順番が来て、心のままに言葉を選んでいるそのままの自分がいた。

 

不思議とスラスラ言葉が出てきて、和尚さんがしっかり聞いてくれているっていうのが、凄く心地良かった。

 

「心の声は優しい声」

 

今日のセッションが終わったあと、和尚さんが、私に話しかけてくれた。

 

数週間前に、日系センターで話した会話を覚えていてくれて、今日は来れて嬉しかった、と言ってくれた。

 

そこから、また少し和尚さんの話を聞き、私も自分がどうして瞑想をしたいと思ったのか、を少しグループで話した時よりも細かく話す。

 

アンロックお坊さんとの出逢いや、心のフィルターがクリアになった時の話。

 

本当の自分の心を大事にしたい、という気持ち。

 

やっと、人の話が聞けるようになったこと。

 

自分の気持ちを少しずつ話せるようになったこと。

 

自分の見る世界が以前より綺麗なこと。

 

最後に、和尚さんが、

 

「"心の声"は、優しく小さな声なんだよ。

 

頭の中で話す声は、外の他からやってきた雑念でずっとやかましいの。

 

みんなね、綺麗な心を持っているの。

 

瞑想はね。

 

その"心の声"が聞きやすくなるんだよ。」

 

って教えてくれた。

 

自分と向き合ういい時間になった。

 

また来週も行こう、って思った瞑想体験だったなぁ。

 

"BE YOU, the world will adjust"

深く静かな自分の心とつながる感じなのかな🍀

 

写真。禅センターのドア。心の扉を開けて、心の優しい声に耳を傾けたい💗

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