【心が通った気がして嬉しかったなぁ】
【心が通った気がして嬉しかったなぁ】
今日は、前にお話があった、日本人のおばあちゃんを日系センターのボクシングエクササイズに連れて行った。
朝、珍しく時間通りにいくと、おばあちゃんはベッドの上に座って待っていた。
おばあちゃんの娘さんがもう来ているかと思ったら、まだだったので
おばあちゃんに、「今日の調子はどぉ?」って聞いたら、おばあちゃん、
「腰が痛くてね」
って言うので、ベッドの隣にある椅子に座ろうかと思ったけど、おばあちゃんの座るベッドのすぐ隣に座って、背中を触らせてもらった。
背中をさすると、固い部分があって、なんとなくここかな、ってすぐ分かった。
「あ。ここじゃない?」って聞いたら
おばあちゃん、「そこ。そこ」って。
私は、マッサージの資格もないし、そんなにしょっちゅうマッサージするわけじゃないけど、自分もマッサージされたら気持ち良いし、肩とか凝ると苦しいのはわかるから、おばあちゃん、きっと身体あちこち痛いんだなぁって思って、身体のこと、色々聞いた。
腰も肩も膝も痛い、って言ってた。
夜も寝れない、って。
そのシニアホームで働く人は、英語しか話さないから、おばあちゃんは身体があちこち痛いのはそこで働く人に言ったことがない、って言ってた。
おばあちゃん、色々我慢してるのかなぁ、って思ったりして。
おばあちゃんと、いろんなこと喋れて、私も自分のこと喋れて、なんだかすごく嬉しかった。
おばあちゃんが
「優しい手だねぇ」って。
私、「私、指が太いの―。私のお母さんも指が太いの。お母さん、身体は小さいんだけど、指も腕も太いの。よく働くお母さんなのー」って話して。
おばあちゃん「おうちは、農家なの?」
って聞くから、「りんご農園やってるの」って。
「お母さん、私が小さい頃は、鯉の養殖やってて、そのうち、家の真向かいにドライブイン始めて、そのうち、お父さんが会社辞めて、りんご農園始めて、今は、母がりんご農園で週に六日も働いてるの。お母さん、もう70歳なのに」って話した。
おばあちゃん、パーキンソン病だけど、全然震えがなくて、おばあちゃんとの会話がなんか、癒されて、こちらでの生活のことも聞かれたから、義理の両親も優しくて、旦那も優しいよーとか、色々答えてたら、
「恵まれてるねー」って。
「うん。恵まれてるー」って答えて。
おばあちゃんの腰の凝り、や、肩の痛み、膝の痛みも、ずーっと揉んでほぐしてあげたいなぁって思った。
なんだか
おばあちゃんとの会話が
「心が通った気がして嬉しかったなぁ」
今日、本当は掃除の仕事が入ってたんだけど、お友達に頼んで掃除はお願いして、私はおばあちゃんのエクササイズに付き合ったんだけど、そこでも素敵な出会いがあって、今日はなんだかいい日だったなぁって思った。
まだおばあちゃんには3回しか会ってないけど、もうおばあちゃんのことが好きになってしまった。
そして、私は自分の心の状態が良い状態じゃないと、優しい人間じゃないと思っていて、だから、心の状態を穏やかで保ち続けるって自分にとっては大事だなぁって思ったりなんかして。
私、そんなに心優しい人間だと思ってないんだ、本当は。
私は、看護婦とか、介護の仕事とか、ああいう心優しい人がやるような仕事は、絶対無理!って思ってて。私にはそんな優しい心はない!って思ってる。
でもおばあちゃんと接することで、あれ?私の中で、優しい気持ちが芽生える?溢れる?愛おしい?みたいな、感情が出てきて、そういう優しい気持ちでいる自分が好きだなぁって思ったんだなぁ。
人の気持ちはわからないけど、相手の気持ちに寄り添えるような、あったかい人になりたいなぁって、そういう自分が好きなんだなぁって思ったなぁ。
ま。もしかしたら、最初だけで、やっぱり、お前はダークな人間だ―!!!
だん、だん、だーーーーーーん😱😱😱
ってなる可能性もなきにしもあらず。。。
でもね。なんかね、自分のお母さんと似てるところがある気がして、なんだかすごく惹かれるんだなぁ。。。
私、お母さん恋しいのかなぁ。笑
”BE YOU, the world will adjust"
心が通った気がすると、なんだか優しい空気が流れるなぁ
写真。この風景、地元の景色に似ているなー。