sephton195のブログ

カナダで子育てしながら、日々感じたものを書き出しているブログです。心の内面の観察、実験、実行記録。

     【文化の違い】

        【文化の違い】
    ー愛情の部分だけ受け取ろうー

昨日は学校の後、斗真がラクロス練習、快がラクロスゲームあって、私はショーンが来なかったら、初めてのスコアキーパー(点数係)をすることになっていたけど、ショーンがゲームに間に合ったのでやらずにすんだ。

色々初めてのことをする時って、ドキドキとワクワクと不安だったり、色んな感情が出てくる。

初めて、子供を授かり、出産そして育児が始まった時、感動と、感謝と、不安と、色々な感情が私の中に内在していた。

カナダの出産は普通分娩だと24時間以内で退院なので、その間に授乳の仕方、お風呂の入れ方をマスターする。退院後は看護婦が家まで来て様子を見に来てくれた。

私は、出産直後、ショーンに対して感謝の気持ちでいっぱいだった。

出産前のマタニティクラス(←こんな名前だったかな?)に一緒に参加して積極的に育児に参加したいという姿勢。

当時はビクトリアに住んでいたけど、赤ちゃんが生まれたら家族の協力は必要、義理両親が住むラングレーに引っ越そうと私のため、家族のために考えるショーン。

陣痛もピークに達し、真夜中でも、私の一声でパッと起き、すぐ出産のために車を走らせた旦那。

長い長い分娩室での時間、「あとちょっとだよ、もう少しだよ」と、汗まみれの私の顔を拭いてくれた優しい手。

一生懸命だった。

私は頼れる人がショーンしか居なかった。
当時はまだお義母さんにも遠慮がちで甘えれなかった。

色々な感情を抱えたまますぐ育児は始まる。

旦那に対する感謝の気持ちでいっぱいで、私と違って色々ちゃんと調べ、ベストをリサーチする、私みたいに超テキトーで楽なことしか考えてない私とは違う旦那の育児方法を、そしてカナダに住んでいるからやっぱりカナダ式で、と、いう思いで、とにかく初めての育児がスタートする。

でも夜中の授乳が一番キツイ。

特に明け方になると、ソファーで授乳しながらいつも寝てしまって、赤ちゃんをクリブ(赤ちゃんベッド)に戻せず、自分も赤ちゃん抱っこしたまま、おっぱいポロリ状態で、朝が毎日のようにやってきた。

ショーンは、赤ちゃんは授乳が終わったら自分のクリブで寝させるもの、母親が赤ちゃんと寝てしまっては、自分が後々辛くなる、赤ちゃんがおっぱい無しでは寝れなくなる、育子が十分な睡眠がとれない、赤ちゃんにとっても、母親の身体にとっても、授乳のあとは赤ちゃんは一人でベッドに寝るもの、と言っていた。

しかし、毎朝、ソファーに座って、そのままおっぱいポロリ状態で頭は後ろにあるから口が開いて寝てる私を、ショーンは毎朝それを見つけ、ため息をついていた。

このため息が「怒り」だったり「悲しみ」だったり「やり切れない想い」を私に起こさせた。

その度に、私は、私だって頑張ってるーーー!!!

って。

眠る気なくても寝ちゃうんだー!!!

って。

じゃぁお前がやってみろよー!!!

って、怒ってた。

カナダに来て、カナダのやり方で頑張ってるのに、私はそれだけでいっぱいいっぱいなのにーーー、って。

ははは。

この気持ちがね、いつも旦那と喧嘩すると、芋づる式のように、この感情にまた出会っていたんだけど、最近、、そう最近、、しつこい私。やっと、そっかー、って。

愛情の部分だけ受け取ればいいんだなー、って。

ショーンはショーンなりに、私のことを想って言ってくれてるんだ、って。

私は、この人、私の気持ちなんて全然わかってない!!!って、私のことなんて全然気にしてない!!!って、ずーーーっと思ってたけど(しつこい)、違うんだなーって、思ってくれてるから、気にしてくれてるから、こうなんだなーって思えるようになってきた。

そしたらずいぶん気が楽になった。

"Unlock Yourself"
愛情の部分だけ受け取ろう