sephton195のブログ

カナダで子育てしながら、日々感じたものを書き出しているブログです。心の内面の観察、実験、実行記録。

     【くるくるパー】

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     【くるくるパー】

 

そうかぁ。

 

自分は「くるくるパー」だと思えば、気が楽になるなぁ。

 

私、時々「天然」って言われる。

 

短大の時に、友達の友達(男子)が、「天然ってただのバカだよね」って言っているのを聞いた時、結構ショックだった。その話が出る前に、ちょうど、「千葉ちゃん(私)が一番この中では天然だよね」って言っていた矢先の事だったから。

 

ずっと自分がバカだって、認めたくなかったんだと思う。

 

自分なりに分析してみると、「天然」って言われるのには理由があって、教養がない、人の話をちゃんと聞いてない、思考回路が人と少し違う、言葉の閃きが多分人とズレている、記憶力が悪い、とか。。。←これは私のことであって、世の中の「天然」の方は別だと思うけどね。

 

 

私、昔から人の話が聞けなかった。

 

だから、小学校でも中学校でも、うちの母は学校の担任の先生に「育子は人の話を聞いているようで、聞いていない」ってよく言われてたみたい。

 

顔を見て、うなずいて聞いているんだけど、なんか頭に入ってこないことがよくあった。

集中力が足りないのか、何か気になることがあると、話を聞く働きが止まるのか、よくわからない。

 

女の人って”マルチタスク”っていうけど、私のベースは、多分男の子で、”シングルタスク”で、だから、何か気になることがあると、同時に二つのことは出来ないので、話が聞けないのかなぁなんて、あーすぐ分析したがる癖あるなぁ。

 

あー、分析が趣味なのねー、きっとー。

趣味、趣味!

 

 

良規さんとメッセンジャーで話すようになって、初めて、人の話がこんなにも、ちゃんと聞けるのか―!と感動した日があった。

 

あの日の感動は半端なかったなー。

心の「もやもや」が一気に吹っ飛んだ瞬間だった。

 

約15年前に近視のため、視力回復のために目の手術をした次の日、世の中が本当にはっきりと見えて、特に夜景は半端なく綺麗だった。


コンタクトレンズでは出せないほどの、強烈な視力回復だった。

 

当時ビクトリアに住んでいて、インナーハーバー(港)の海沿いに並ぶ街灯の黄色い丸いライト、その光にぼんやり照らされた豪華なハンギングバスケット。エンプレスホテルのライトアップ、州会議事堂の建物に沿った均一に並ぶ、ライト。

 

全てが今まで見たこともないくらいの綺麗な景色だった。

 

当時、あの近くの日本食レストランで働いていて、夜、一人で歩いて帰ってくるとき、街灯の綺麗さと、夜空の綺麗さにうっとりしながら、心地よい優しい海の風を頬で感じながら、歩いて帰ったっけ。当時、ジェームスベイに住んでいて、町から歩いて15分くらいだった。

 

今まで乱視で月が何個も見えていたのが、ちゃんと一つに見えたんだよね。

凄いなぁって。

 

世の中のみんな目の良い人は、これがフツ―に見えてるんだなぁって思ったなぁ。

 

Mt. Tolmieの丘の上から見る、ビクトリアの夜景が本当に本当に綺麗で毎日が感動の連続だった。

 

そんなことが心の中でも起こった。

 

今は、またなんだか、少しずつ曇りがかってきた気がするなぁ。なんだろなぁ。

 

でもあの心がすっきり無駄なものがなくなったときの感動は今でも忘れない。

 

一気に英語があれ?こんなに理解できてたんだ私、とか。みんなの話が集中しないでもスーッと聞けて、世の中のみんなって、こんな感じなんだぁって、凄いなぁって思ったなぁ。

 

で、話は戻るけど、よく姉に私は、「常識だよー!そんなのも知らないの―!」って言われる。

 

私、中学の頃、5教科より、他の美術とか体育とか技術とか、家庭科とかそっちの方が成績良かった気がするし、それらの教科の方が好きだった。だから、世の中の頭のいい人(←うちの姉も頭いいから)から見たら、随分私はズレて見えるのかなぁなんて思ったりして。

 

おじいちゃんと、この間話していた時、おじいちゃんが自分は、"ユニーク"だって自分のことを言っていて、"ユニーク"って「変わっている」とか、「独特」とか、「唯一の」って意味なんだけど、自分はフツ―じゃなくてよかった、って言っていて、私が"普通"ってないんでしょう?って聞くと、"普通"ってあるよ、って。周りのみんなに合わせて、自分を失くすひとのことだよ、って。私、へぇ、って。

 

で、良規さんは、"普通"ってないんだよ、って言ってた。

 

みんなそれぞれ、個性があるっていう意味で言っているんだろうなぁって思った。


おじいちゃんも、りょうきさんも同じことを言いたいんだな、って思った。

 

で、何が言いたいかっていうと、「くるくるパー」になって、色々気にしなくなったら、本当、人生楽しいし、楽しいことがどんどん目の前にやってくるのかなぁって。

 

良規さんも言ってたなぁ。

確かこんな感じのこと。

「好きなことをするといいよ。ハートが喜ぶように。ハートが呼ぶように。」

 

そして、私は、そうか!

「くるくるパー」になってしまえ!

って。笑

 

そんなことを思った一日でした。

 

"Unlock Yourself"

くるくるパーも悪くないね


写真上。おじいちゃんが買ってきたハンギングバスケットの間から見える子供達。

写真下。ビクトリア。州会議事堂。

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